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電子書籍

本の所有権は誰のもの!?知っておくべき電子書籍の7つのデメリット

投稿日:2018年2月10日 更新日:

この記事の所要時間: 1039

電子書籍は便利だけど、便利ゆえに生まれる不便さってのもまたあります。

車は便利だけど維持費がかかるとか。東京は人多いから仕事に困らないけど人混みが鬱陶しいとか。安いデリヘルは地雷率高いとか。メリットとデメリットってのは必ず表裏一体です。なので何かを選ぶときはメリットとデメリットを比較してメリットのほうがでかいと思ったらGOすればいいって僕は考えてます。

ということで、紙書籍から電子書籍に移行しようかどうか考えてる人に向けて、電子書籍のデメリットの話をします。
 

電子書籍のデメリット

バッテリーが尽きたら読めない問題

電子書籍は電子書籍リーダーで読みます。電子書籍リーダーはkindleみたいな専用端末もあるけど、スマホなりiPadを使うのが主流ですね。当然リーダーのバッテリが尽きたら読めません。電車の中で使えなくなった時の悲しみったらないので、とりあえずモバイルバッテリー(持ち運び充電器)は持ち歩くのが吉です。

 

スマホだと見開きページが読めない問題

そのスマホですが、画面小さいので見開きページは片面ずつしか読めません。タブレットみたいにある程度画面が大きければ見開きでもいけますが、「俺はどうしてもスマホで見開きたいんじゃー!」みたいなこだわりが強い人は物理的に無理なのでそこは諦めてください。

ワンピースとか見開き多い漫画は読みにくくなりますね。まぁワンピースは集英社公式の無料アプリが出てるからそっちで読んだらいいと思います。

iOS / Android

電子化されてない本がまだまだある問題

意外に知られてないかもですけど、紙書籍が全部電子化されているわけではありません。スラムダンクの井上雄彦先生、ドカベンの水島新司先生、20世紀少年の浦沢直樹先生あたりは電子書籍反対組なのか分かりませんが、どこの電子書籍ストアでも取り扱われていません。

ドラゴンボールが海外版コミックを発売しないのは「英語になると読者の視線の動きが変わって意図した表現にならなくなるから」という鳥山先生のこだわりがあるからって噂を聞いたことがありますが、それと同じ理屈なのでしょうか。凡人には分からないプロならではのこだわりがありそうですが、こればっかは作家さんの意向なんでしょうがないです。

これから電子を買うならお目当ての作品が電子化しているかどうかを事前に確認しといたほうがいいです。漫画に限らず雑誌とか専門書とか全部同じですね。むしろ漫画はほぼ電子化されてるから、どっちかと言うと他のジャンルのほうが電子化されてないのは多いです。

紙ならではの良さを体感しにくい問題

「紙ならではの良さ」って正直僕にはよく分からない話なんですけど、そういうの気にする人は電子には向いてないです。紙の質感とか雰囲気とかいうやつですね。新刊を読んでるときに、視界の端っこに映る残りのページ数を感じ取りながら「あ〜、もう少しで読み終わっちゃう〜」って残念がれる感じとか。

  • ページをめくる感じ
  • しおりを挟む感じ
  • 本棚にずらっと並べる感じ

みたいなやつです。一応電子でもこういうのを代用する機能は用意されてますけど、やっぱ電子は電子なので紙の感じはありません。根本的にモノが違うので、このあたりは個人の好み次第ですね。

ebookjapan

例:ebookjapan_本棚にずらっと並べる感じ

 

本をぷらっと探す楽しみはない問題

本屋さんってただ歩いてるだけでも楽しいですよね。

ぷらっと本屋さんに立ち寄って〜
店内のレイアウトや店員さんの手作りPOPをなんとなく参考にして〜
フィーリングが合うものを見つけてジャケ買いする〜

電子にそういうの期待しちゃダメです。電子はお目当て作品を効率的に届けることを目指してるからそもそもの方向性が違うんですね。作品名や作家名で検索すれば目的の作品に一発で辿り着く。過去の閲覧履歴をシステムが分析して、自分の好みに合いそうな他の作品をササッと教えてくれる。それが電子の強みです。言うなら自分専用のコンシェルジュが付いてると思ってもらえばいいです。

BookLiveは結構すごいですね。適当に本の個別ページを開いてからトップページに戻ると、いま自分が開いていたマンガに近しいマンガがすぐ表示されるので、ザッピングが超効率的です。試し読みもできますしね。

例:BookLive_進撃の巨人を開いた後のオススメ

例:BookLive_進撃の巨人を開いた後のオススメ

 

書籍の所有権は著作権者やストアの運営者に帰属する問題

ちょっと難しい話になってきますが、権利関係も注意しておきましょう。紙書籍なら、自分が買った本の所有権は自分が持ちます。つまり自分の物になるので、その本を売ろうが人に貸そうが全て自分の自由です。

でも電子書籍は違います。電子書籍の所有権は購入者には移らないので、買っても自分の物にはなりません。だから売れないし貸せない、あくまでも電子書籍は版元の物であり、電子書籍ストアの物です。購入者の物にはなりません。

理由は簡単。僕たちが買ってるのは電子書籍の利用権であって、電子書籍の所有権じゃないからです。分かりやすく言えば、漫画喫茶と同じだと思ってください。漫画喫茶に料金を払えば、店内に置いてある「漫画を読む権利」は僕たちのものになりますが、「漫画そのもの」が僕たちの物になるわけではないですよね。電子書籍もこれと同じです。これはどの電子書籍ストアでも利用規約に明記されています。

なんで所有権ではなく利用権なの?

そもそも電子書籍とは、紙書籍の絵や文字を電子化した書籍データにすぎません。書籍データは、著作権保護のために運営者が全て暗号化しています。暗号化とは、平たく言えば漫画を他人が勝手に読むことができない形式に書き換えてしまうことです。暗号化をすることで、悪意ある誰かがデータを盗んだり流出させたりしても、その漫画を読むことはできません。

当然ながら、暗号化したままだと誰も漫画を読めません。なので電子書籍の利用権を買った人にだけ復号化(暗号化の解除)をしてあげるわけです。これが電子書籍サービスの仕組みです。

つまり電子書籍サービスとは、この複合化技術を提供するサービスのことなんです!!!(ここ重要)

あくまでも僕たちが買ってるのはマンガではなく、「暗号化されたマンガを読める権利」だけなんです。

  • 書籍データ(本)の所有権者:著作権者や電子書籍サービスの運営者
  • 書籍データ(本)を複合化するサービスの利用権者:購入者

ってことですね。

サービスが終了すると読めなくなる問題

次の問題です。電子書籍ストアが潰れたら漫画の利用権はどうなるでしょう。例えば遊園地の年間パスポートを持ってたとしても、その遊園地が廃止されたらもう園内には入れませんよね。電子書籍もそれと同じです。運営会社の倒産や業績の悪化でサービスが終了すれば、これまでに購入した本は全て読めなくなる可能性があります。

ただ、場合によってはこのリスクを回避することができます。

サービス終了リスクの回避方法3選

サービス終了前に全てダウンロードしておく

電子書籍の閲覧方法は大きく分けて2種類あります。

閲覧方式 内容
ストリーミング サーバに接続して、サーバ側で複合化しながら閲覧する
ダウンロード 自分の端末に保存して、電子書籍リーダーで複合化しながら閲覧する

ストリーミングの場合、電子書籍を読むためにストアのサーバーへ接続しに行きます。サービス終了後はサーバそのものを廃止されるので、この場合は全ての本が読めなくなります。

一方、ダウンロードなら一度端末に保存してしまえばサーバに接続する必要はありません。つまり、ダウンロード方式ならサービス終了後も読めるってことです。既に電子書籍を使っている人は、試しにダウンロード済みの本を機内モードで開いてみてください。機内モードで読めるということは、サーバへ接続せずに読めるということです。つまりサービス終了後も読めるんじゃね?って期待が持てます。

じゃね?ってボヤかしたのは、今後のバージョンアップ次第で仕組みが変更される可能性があるからです。先のことはわからないので、絶対大丈夫という保証はありません。機内モードでも読めるバージョンのままアプリをバージョンアップしなければ、将来的に読めるのは確実です。

人気のサービスを使う

そもそもサービスが終了しそうな電子書籍ストアを使わないというのも有効な手段です。電子書籍業界は歴史が浅いので、ベンチャーから大手まで玉石混合色んな企業が参入してきてます。盛り上がるサービスもあれば潰れるサービスもあるのは当然ですし、潰れそうなサービスよりも盛り上がるサービスを選んだほうが安心なのも当然です。

大事なのは業績が伸びている企業のサービスを選ぶことです。業績が伸びてればサービス終了リスク自体が低いですし、それでいて利用者数が多いサービスなら、今後の拡大がますます期待できます。

という条件で当てはまるオススメのストアはeBookJapanBookLiveです。どちらも年商は120億円クラス、業績は経年で右肩上がりを続けていて業界のシェアを奪い合ってる国内の二大巨頭です。コンビニで言えばセブンイレブンとローソンですね。

この二社のどちらかでも潰れる時は他の電子書籍サービスも大概潰れてるような時だと思うので、とりあえずこの2つならサービス終了リスクはだいぶ下げられると思います。eBookJapanはポイントバックや割引セールが強く、BookLiveは毎日配信される日替わりガチャクーポンが強いですね。それぞれの特徴は別記事にも書いてあるのでそちら参考にしてください。

電子書籍ストアBookLiveの割引クーポンから企業評価まで徹底解説!
eBookJapanの無料アプリやポイントセールなどサービス徹底解説!

あと、ベンチャー企業はサービスの質が良ければ他社に買収されて生き残るパターンもあります。例えば現在も楽天が運営している楽天Koboは、元々はカナダのkobo社が立ち上げたサービスです。kobo社は一度倒産しかけたんですが、2011年に楽天社に買収されてサービスを継続できたって経緯があります。

業績に貢献する

サービス終了を回避する一番良い方法とは何でしょうか。答えは単純で、サービスの売り上げに貢献すればいいだけです。どんな企業でも採算が合わなければサービスを継続できません。無料漫画アプリのコメント欄で、贔屓の漫画が打ち切られて運営に文句を言ってる方をたまに見かけますが、続けて欲しいなら自分が買って応援すべきですよね。

少しずつでも自分でサービスに貢献することが、そのサービスの寿命を延ばすことにつながる。

僕も結構な規模で大人買いしてますし、我ながらいいお客さんだと思います。それは裏を返せば、それだけお金を出しても良いって思わせる電子書籍ストアのサービスが良いってことです。

まとめ

以上、「紙の本ならではの良さを表現しにくい」「まだ電子に対応していない作品がある」「サービス終了時に使えなくなるリスクもある」あたりが電子書籍の大きなデメリットです。最初にも書きましたが、メリットとデメリットを比較してメリットのほうがでかいと思ったらGOです。無料で読み放題!紙書籍と比較した電子書籍のメリット7選の記事を見れば、電子書籍の便利さは分かるはず。そして実際に電子書籍を使い始めればその便利さを実感できるはず。電子に移ろうかどうか迷ってる人、悩むのは最初だけなので、ぜひ良き電子書籍ライフを送ってください。

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はぐれん@フリーランサー

10代〜20代前半くらいまではガンガンいこうぜ。20代半ばで鼻っ柱を砕かれて一度はめいれいさせろの支配下に置かれかけたものの、いや逃げりゃいいんじゃんって気付いてからはまた違う世界が見えて来た。30代半ばに差し掛かった今、いろいろやろうぜ。