はぐれメタルはにげだした

身近な趣味からテクニカルな話題まで幅広く取り扱っていきます

電子書籍

本の所有権は誰のもの!?知っておくべき電子書籍の7つのデメリット

投稿日:2018年2月10日 更新日:

この記事の所要時間: 1013

電子書籍は便利だけど、便利ゆえに生まれる不便さってのもまたあるわけで。車は便利だけど維持費がかかるとか。東京は人多いから仕事に困らないけど人混み鬱陶しいとか。安いデリヘルは地雷率高いとか。メリットとデメリットってのは必ず表裏一体。だから何かを選ぶときはメリットとデメリットを比較してメリットのほうがでかいと思ったらGOすればいい。どうせ何をやってもどこに行っても隣の芝生が青く見えるのは同じなんだから。

ってことで電子書籍のデメリットの話をします。
 

電子書籍のデメリット

バッテリーが尽きたら読めない問題

電子書籍は電子書籍リーダーで読む。リーダーはkindleみたいな専用端末もあるけど、スマホなりiPodを使うのが主流じゃないかな。当然リーダーのバッテリが尽きたら読めない。電車の中で使えなくなった時の悲しみったらないね。てか電子書籍くらいならまだいいけどモバイルSuicaとかどうしてんだろ。とりあえずモバイルバッテリー(持ち運び充電器)は持ち歩くのが吉。

 

スマホだと見開きページが読めない問題

スマホとか画面小さいじゃん?あんなんじゃ見開きページなんか片面ずつしか読めないわけ。ある程度画面が大きいタブレットなら見開きでも読めるけどね。「俺はどうしてもスマホで見開きたいんじゃー!」みたいなこだわりが強い人は無理っす。物理的に無理。タブレット推奨。ワンピースとか見開き多いよね。まぁワンピースは集英社公式の無料アプリが出てるからそっちで読んだらいいと思う。1日1話しか読めないけど無料アプリに文句言わないように。

iOS / Android

電子化されてない本がまだまだある問題

これ意外に知られてないかもだけど、紙書籍が全部電子化されているわけではないってのは注意。スラムダンクの井上雄彦先生、ドカベンの水島新司先生、20世紀少年の浦沢直樹先生あたりは電子書籍反対組なのか分からんけど電子じゃ買えない。ドラゴンボールが海外版コミックを発売しないのは、英語になると視線の動きが変わって意図した表現にならなくなるからって噂を聞いたことがあるけどそれと同じ理屈?凡人には分からないプロならではのこだわりがあるんかなきっと。こればっかは作家さんの意向なんでしゃーない。

  • 版元が電子化を拒否している
  • 既に電子化されているけど特定の電子書籍ストアでしか販売されていない

っていうケースがあるから、これから電子を買うならお目当ての作品が電子化しているかどうかを事前に確認しといたほうがいい。これ漫画に限らず雑誌とか専門書とか全部同じ。むしろ漫画はほぼ電子化されてるから、どっちかっつーと他のジャンルのほうが電子化されてない。

紙ならではの良さを体感しにくい問題

紙ならではの良さとか俺には全く理解できない次元の話だけど、そういうの気にする人は電子に向いてない。紙の質感とか雰囲気とかいうやつ?新刊を読んでるときに、視界の端っこに映る残りのページ数を感じ取りながら「あ〜、もう少しで読み終わっちゃう〜」って残念がれる感じとか

他にも色々あるだろうけど

  • ページをめくる感じ
  • しおりを挟む感じ
  • 本棚にずらっと並べる感じ

みたいなやつ。感じね感じ。紙の感じ。一応電子の機能としてこういうのは用意されてるけど、そもそもが紙じゃないんだからやっぱ紙の感じはないよ。根本的にモノが違うんで、このあたりは個人の好み次第だね。

ebookjapan

例:ebookjapan_本棚にずらっと並べる感じ

 

本をぷらっと探す楽しみはない問題

本屋さんってただ歩いてるだけでも楽しいですよね。

ぷらっと本屋さんに立ち寄って〜
店内のレイアウトや店員さんの手作りPOPをなんとなく参考にして〜
フィーリングが合うものを見つけてジャケ買いする〜

電子にそういうの期待しちゃダメ。ベクトルが逆だから。電子はお目当て作品を効率的に届けることを目指してるからそもそもの方向性が違うわけ。作品名や作家名で検索すれば目的の作品に一発で辿り着く。過去の閲覧履歴をシステムが分析して、自分の好みに合いそうな他の作品をササッと教えてくれる。それが電子の強み。言うなら自分専用のコンシェルジュが付いてると思えばいい。

BookLiveは結構すごい。適当に本の個別ページを開いてからトップページに戻ると、いま自分が開いていたマンガに近しいマンガがすぐ表示される。ザッピングが超効率的。

例:BookLive_進撃の巨人を開いた後のオススメ

例:BookLive_進撃の巨人を開いた後のオススメ

 

書籍の所有権は著作権者やストアの運営者に帰属する問題

ちょっと難しい話になってくるけど権利関係。紙書籍なら、自分が買った本の所有権は自分が持つ。つまり自分の物になる。だからその本を売ろうが人に貸そうが自分の自由。だって自分の本だから。

でも電子書籍は違う。電子書籍の所有権は購入者には移らない。買っても自分の物にならない。だから売れないし貸せない。あくまでも電子書籍は版元の物であり、電子書籍ストアの物。俺らの物じゃない。

何でか。そもそも俺らが買ってるのは電子書籍じゃないから。俺らが買ってるのは電子書籍の利用権。漫画喫茶と同じと言えば分かりやすいか。漫画喫茶に料金を払えば店内に置いてある漫画を読む権利は俺らのものになるけど、漫画そのものが俺らの物になるわけじゃない。電子書籍もこれと同じ。これはどの電子書籍ストアでも利用規約に明記されてること。

なんで所有権ではなく利用権なの?

これは仕組みを知れば当然だと理解できる。そもそも電子書籍とは、紙書籍の絵や文字を電子化した書籍データにすぎない。書籍データは、著作権保護のために運営者が全て暗号化してる。だから一般的な画像ビューアーとかブラウザじゃ読めない。暗号化しておけば、よからぬことを企む輩がデータを流出させても著作権者は守られるわけ。

でも暗号化したままだと誰も読めない。だから電子書籍の利用権を買った人にだけ暗号化の解除(複合化)をしてあげる。これが電子書籍サービスの実体。

つまり電子書籍サービスとは、この複合化技術を提供するサービスのことなんです!!!(ここ重要)

あくまでも俺らが買ってるのはマンガじゃなくて、暗号化されたマンガを読める権利だけ。

  • 書籍データ(本)の所有権者:著作権者や電子書籍サービスの運営者
  • 書籍データ(本)を複合化するサービスの利用権者:購入者

ってこと。

サービスが終了すると読めなくなる問題

次の問題。電子書籍ストアが潰れたらどうなるか。遊園地の年間パスポートを持ってたとしても、その遊園地が廃止されたらもう園内には入れない。電子書籍も同じ。運営会社の倒産や業績の悪化でサービスが終了すれば、これまでに購入した本は全て読めなくなる可能性がある。

ただ、場合によってはこのリスクを回避できる可能性がある。

サービス終了リスクの回避方法3選

サービス終了前に全てダウンロードしておく

電子書籍の閲覧方法は大きく分けて2種類ある。

閲覧方式 内容
ストリーミング サーバに接続して、サーバ側で複合化しながら閲覧する
ダウンロード 自分の端末に保存して、電子書籍リーダーで複合化しながら閲覧する

ストリーミングの場合、電子書籍を読むためにストアのサーバーへ接続しに行く。サービス終了後はサーバそのものを廃止するだろうから、この場合は全ての本が読めなくなる。

一方、ダウンロードなら一度端末に保存してしまえばサーバに接続する必要はない。つまり、ダウンロード方式ならサービス終了後も読めるってこと。既に電子書籍を使っている人は、試しにダウンロード済みの本を機内モードで開いてみればいい。機内モードで読めるってことは、サーバへ接続せずに読めるってこと。つまりサービス終了後も読めるんじゃね?

じゃね?ってボヤかしたのは、今後のバージョンアップ次第で仕組みが変更される可能性があるから。絶対大丈夫という保証はない。

人気のサービスを使う

2つ目の方法は、そもそもサービスが終了しそうなサービス使わなきゃいいんじゃねって話。電子書籍業界は歴史が浅い。ベンチャーから大手まで玉石混合色んな企業が参入してきてる。盛り上がるサービスもあれば潰れるサービスもあるのは当然。潰れそうなサービスよりも盛り上がるサービスを選んだほうが安心なのも当然。

とりあえず堅いのは業績が伸びている企業のサービスを選ぶこと。業績が伸びてればサービス終了リスク自体が低い。それでいて利用者数が多いサービスなら、今後の拡大がますます期待できる。

という条件で当てはまるオススメのストアはeBookJapanとBookLive。どっちも2016年度の売上は120億円程度、業績は経年で右肩上がりを続けてて業界のシェアを奪い合ってる国内二大巨頭。あと俺は使ってないけど黒船のkindleも良いだろう。だってamazonだし。21世紀はどう考えてもamazonの時代。

まぁこのへんの大手が潰れる時は他の電子書籍サービスも大概潰れてるような時だと思う。とりあえずこのへん使っとけば安泰。それぞれの特徴は別記事に書いてあるからそっち参考に。

電子書籍ストアBookLiveの割引クーポンから企業評価まで徹底解説!
eBookJapanの無料アプリやポイントセールなどサービス徹底解説!

あと、ベンチャー企業はサービスの質が良ければ他社に買収されて生き残るパターンもある。例えば現在も楽天が運営している楽天Koboは、元々はカナダのkobo社が立ち上げたサービス。kobo社は一度倒産しかけたけど2011年に楽天社に買収されてサービスを継続できたって経緯がある。俺は楽天kobo使ってないからどんなもんか知らんけど。

業績に貢献する

サービス終了を回避する一番良い方法って何か。単純。サービスの売り上げに貢献すりゃいい。どんな企業でも採算が合わなきゃサービスを継続できない。ってか儲からないのに継続する理由がない。こんなん電子書籍に限った話じゃないけどね。無料漫画アプリのコメント欄で、贔屓の漫画が打ち切られて運営に文句を言ってるアホを見かけるけど、口出さずに金出せよアホって感じ。続いて欲しいならお前が買って応援しろ。

少しずつでも自分でサービスに貢献することが、そのサービスの寿命を延ばすことにつながる。

俺も結構な規模で大人買いしてるからね。我ながらいいお客さんだよ。それは裏を返せば、それだけお金を出しても良いって思わせる電子書籍ストアのサービスが良いってことなんだけど。

まとめ

「紙の本ならではの良さを表現しにくい」「まだ電子に対応していない作品がある」「サービス終了時に使えなくなるリスクもある」あたりが電子書籍の大きなデメリット。最初にも書いたけど、メリットとデメリットを比較してメリットのほうがでかいと思ったらGO。無料で読み放題!紙書籍と比較した電子書籍のメリット7選の記事を見れば便利さは分かるはず。そんで実際に電子書籍を使い始めれば実感できるはず。悩むのは最初だけだよ。

-電子書籍
-, ,

関連記事

Yahooが無料コミックアプリebookjapanをリリース!現行アプリとの違いとは

この記事の所要時間: 711

この記事の所要時間: 約 7分11秒 eBookJapanと言えばイーブックイニシアティブジャパン社が運営する超大手の電子書籍ストアですが、同社はYahooJapan社によって2016年に子会社化され …

無料で読み放題!紙書籍と比較した電子書籍のメリット7選

この記事の所要時間: 559

この記事の所要時間: 約 5分59秒 電子書籍は便利。 安い、かさばらない、どこでも読める、エロ本買ってもバレない、ただ嫁とか子供に見つかるのは気をつけろ。特に子供。あいつら1回見つけると中毒かってく …

電子書籍ストアBookLiveの割引クーポンから企業評価まで徹底解説!

この記事の所要時間: 916

この記事の所要時間: 約 9分16秒 電子書籍サービスって年々増えてきてますが、各社のサービスの違いってイマイチよく分からないじゃないですか。 市販の本屋ならぶっちゃけどの店を利用しても大して変わらな …

王様はロバ

王様はロバが電子書籍化したけど例の不適切ネタはカットされてた

この記事の所要時間: 521

この記事の所要時間: 約 5分21秒 知る人ぞ知る妄想ギャグ漫画「王様はロバ」がついに電子書籍に対応しました! 僕がよく利用している BookLive と eBookJapan のどちらも今年の3月か …

eBookJapanの無料アプリやポイントセールなどサービス徹底解説!

この記事の所要時間: 1026

この記事の所要時間: 約 10分26秒 電子書籍サービスが続々と増えてきてる一方、各社のサービスの違いってよく分からないですよね。 ここでは僕が愛用しているeBookJapanに焦点を当てて、お得なク …

プロフィール

プロフィール



はぐれん@フリーランサー

10代〜20代前半くらいまではガンガンいこうぜ。20代半ばで鼻っ柱を砕かれて一度はめいれいさせろの支配下に置かれかけたものの、いや逃げりゃいいんじゃんって気付いてからはまた違う世界が見えて来た。30代半ばに差し掛かった今、いろいろやろうぜ。