就職活動のルール、いわゆる「就活ルール」をめぐって、経団連の中西会長は9日の記者会見で、「採用活動に関する指針を経団連としては策定しない」と述べ、企業の採用活動の解禁時期などを定めた指針を2021年春の入社分から策定しないことを正式に表明しました。
就活ルールとは
就活ルールとは、経団連が企業の採用活動に関して定めたルールのこと。企業説明会や採用面接の解禁日のほか、内定日を定めている。企業が自主的に守るルールとしており、守らなくても罰則はない。現在のルールは20年春入社まで適用し、説明会を3月、面接を6月に解禁して内定は10月としている。
ニュース概要
中西会長は「2021年以降の入社を対象にした指針は策定しないことが妥当だろうという結論を出した」と述べ、経団連としては、再来年春の入社までを対象とした現在の指針を最後とし、2021年春の入社分からは策定しないことを決めたと明らかにしました。
就活ルールをめぐっては、外資系やIT系などが、より早い時期に採用を進め、形骸化しているという指摘もあり、中西会長は「経団連が作ってきたルールが、うまく動いてきたかというと、そうではないという反省が強い」と述べました。
就活ルールは昭和28年に経済界が当時の文部省や大学側と申し合わせたのをきっかけに、60年余りにわたって何らかの形で示されてきました。
今回の決定を受けて、経団連が示す今の形でのルールはなくなることになりますが、中小企業の採用面や学生への影響を最小限にとどめるべきだという意見もあり、今後は新たなルール作りに向けて、政府が経団連や大学の関係者も交えた協議会を設置します。
この中では、採用面接の解禁時期を大学4年の6月以降などとする、現在の日程の大枠を当面は維持する方向で議論が進むものと見られます。
そのうえで、中西会長は「本質的な議論がどれだけできるかが、これからの勝負だ。いちばんのポイントは多様な人材が集まって、企業活動がもっと活性化することだ。世の中の仕組みを変えることになるので、大変なのは理解しているが、変えることにためらいを持ちすぎてはいない」と述べ、採用や雇用の在り方について、今後、議論が進むことに期待感を示しました。
元記事:NHKニュース
就活ルールの廃止に対するtwitterの反応
経団連が就活ルールを廃止する理由として「IT系や外資系がルールを守らないから」と報じるメディアは経団連に洗脳されてる。30年前なら他社がいくら内定を早く出しても、学生は後から内定を出す経団連企業を選んでた。問題の本質は経団連企業の凋落
経団連 就活ルール廃止 https://t.co/K2PXyBKQOK— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年10月9日
経団連、就活ルール廃止決定=21年春以降入社から―活動早期化に懸念(時事通信) – Yahoo!ニュース https://t.co/ULG5badwUT
ますます就職のための大学になりそう。ちゃんと4年間勉学するのが本来の学生。新卒一括採用なんてやめて、通年採用にするべき。これだから団塊世代は。— まりも (@marrr1170214) 2018年10月9日
日本の会社はおよそ400万社ある。アイドルとしての職があるにも関わらず、趣味が就活の齊藤京子。彼女は新卒採用枠で毎年履歴書を偽り、3月の時点で350万社ほど内定を得る。そして、すべて辞退するのだ。経団連が就活ルール廃止を決定したが、ある学者の見解では齊藤京子による影響が大きいという。 pic.twitter.com/vfvtFKPwpj
— 齊藤京子の足跡 (@KyokoSaito0905) 2018年10月9日
つまり企業は学生が何を勉強したかはどうでもよくて、どこの大学に入ったかが重要だと認めたんだね。 経団連、就活ルール廃止決定=21年春以降入社から―活動早期化に懸念(時事通信) https://t.co/DAXUyPNxIx
— koke (@korosuke128jp) 2018年10月9日
「新たなルール」なんてつくらないで、いっせい就職という奇怪な風習をやめて、他の国なみに、学生がバラバラに就職したほうがいいとおもうけどなー。
日本だと、そうはいかないのか。
いろいろ、めんどくさい国だね😐https://t.co/G2HerwObye— James F. (@gamayauber01) 2018年10月8日
経団連が就活ルール廃止したら、大学1年どころが進学先が決まった高3から就活する奴出てくるやん…
アメリカとかヨーロッパみたいに新卒重視じゃなくなるわけやないんやろ、ワオはこれ反対、格差を広げるだけや— 今週の輝けないワセジョ (@cirtus39) 2018年10月9日
就活ルール廃止、一番得をするのは一部の大企業なんじゃないかな。活動早期化していって早いうちから内定者を抱え込んで終盤に落とす。今年でも見られた現象だよね。
— ツラミちゃん (@RlqEOt75EFsePEx) 2018年10月9日
ニュースなう。就活ルールがどうのこうのするらしいけど、私の人生でもう二度とやりたくないことベスト10があったら、2位か3位に入るのが就職活動。いや本当にアレは心削られる・・・。
— 時雨沢恵一@GGO! (@sigsawa) 2018年10月9日
就活指針廃止、就活ルール廃止、というワードで就活しなくて良いとか常識を疑えとか投資しろ的なことをいうアホな輩がいますが、日本の正社員とその他の溝の深さはマリアナ海溝よりもはるかに深いので、とりあえず正社員になって会社にしがみつこうね。副業とか投資なんて会社員でもできるからな!!!
— ゆきママ🇯🇵FX&BTC投機姫🇹🇷 (@yukimamafx) 2018年10月9日
昨日のアイスと今日のお昼✨
そう言えば就活ルール廃止と聞いたけれど、内容見て大きな希望を感じなかったのは私だけかしら😅
傍から見れば「あの堅苦しい黒髪縛りとかなくなるのかな」と思われそうだけれど、実際は採用を早めて学業を圧迫しかねないからどう転ぶかな…。
ある意味賭けね。 pic.twitter.com/zJM0C2Jy0A— 麦茶🍓 (@macarondo25) 2018年10月9日
経団連の就活ルール廃止って今更過ぎるよね…
前からそもそも守られて無かったのに表上の足枷でなにも意味なかったもんね
そんな規則に縛られるより会社に入らずに、自分でいっぱいお金を稼いで自由な時間を過ごす方がいいと思うなー pic.twitter.com/BdW6IUwvIh
— かわしま🐰 (@kawashima_bo) 2018年10月9日
就活ルールの廃止。優秀な人材が外資やベンチャーに悉く流れてる時代変化に鈍感すぎて。いまだに旧時代的な採用価値観が根強く蔓延ってるのはまさに老害としか。まぁ99%一括採用&終身雇用で4-6月に試験で7月に内定解禁とかの役所よりはまだマシな部類。これでさらに人材確保に困るのは官庁だろう。 https://t.co/mwrmGCVKnq
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) 2018年10月9日
経団連、就活ルール廃止決定=21年春以降入社から―活動早期化に懸念(時事通信) – 今時の大学生で学問をしたいから大学に行くというものはいない。少しでも良い就職をするためだ。だから教育が形骸化するとか正論を振り回さずに、会社説明会は土日にするとか現実的な対策があるように思われる。
— 天衣無縫 (@higamimushi) 2018年10月9日
就活ルール廃止かー…
「大学生は学問と研究が本分なのに」とか皆言ってるけど、そう言う皆さんは本当に学問と研究のために大学行ってたんですかね。
それよりも「大学生」っていう自由で何でもできるモラトリアム期間が失われるのが問題だと思う。
社会に出た後にも自由があるなら話は別ですが。— リルえもん (@RILemonGO) 2018年10月9日
一番大事なのは、
就活ルールが撤廃されるかどうか
そんなことではない。
企業と学生が、お互いに対して誠実で、透明で、対等であること。その上で自ら意思決定できること。
だからガイアックスでは、採用活動に関する情報を公開することに決めました。#就活をもっと自由に https://t.co/UD9Ucheurm— 流拓巳@Gaiax人事 (@gx_nagare) 2018年10月9日
「経団連、就活ルール廃止を発表」というニュースについて。
まだ”経団連”から"政府"にボールが移っただけに過ぎないので、21卒の皆さんは「最も大事なことはまだ何も決まっていない」という認識でOKです。
経団連が廃止したルールを政府がまんま復活、なんてことも十分あり得るし。とにかく様子見だ。— むたか / 就活サイトunistyle (@mutaka_unistyle) 2018年10月9日