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時事

ワイドナショーに出演した宇宙飛行士野口聡一さんの話が面白かったので書き起こし

投稿日:2018年9月23日 更新日:

この記事の所要時間: 1216

ワイドナショーに出演した宇宙飛行士の野口聡一さんが、出演者からの様々な質問に気さくな回答を返して話題になっています。一連の質疑応答を書き起こします。

野口聡一とは

野口 聡一(のぐち そういち、1965年〈昭和40年〉4月15日 – )は、日本人宇宙飛行士。神奈川県横浜市生まれ、茅ヶ崎市出身。身長180cm。彼の初飛行はSTS-107コロンビア号の事故後、NASA・スペースシャトル運航再開、最初の打ち上げとなった2005年(平成17年)7月26日のミッションSTS-114にミッション・スペシャリストとして乗船した時である。2009年12月20日にソユーズTMA-17に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に約5ヶ月間滞在。2010年6月2日地球に帰還した。

父親の仕事の関係で、3歳より兵庫県揖保郡太子町に移り住む。斑鳩保育園を経て斑鳩小学校へ入学、小学5年時までを同町で過ごす。ボーイスカウト活動をしていた。

茅ヶ崎市立浜須賀中学校、神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校、東京大学工学部航空学科卒、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻修士課程修了。石川島播磨重工業(現・IHI)において航空技術者として超音速旅客機のエンジン開発に従事した。

wikipediaより抜粋

野口さんと出演者とのやりとり

東野:
ZOZOTOWNの前澤さんが2023年に宇宙旅行に行くニュースを聞いてどう思いました?

野口:
個人的にはすごいエキサイティングなニュースです。僕たちもよく『宇宙旅行はいつ実現するんですか?』という質問を受けていて、『すぐですよ』って答えてるんですが、それが僕たちの予想を超えた早さで突然やってきたという印象です。
今回の旅行コースは、50年前、1968年にアメリカのアポロが最初に月に行った時とほぼ同じルートなんですよね。着陸せずにぐるっと月の裏側を回って帰ってくるんですが、50年前までは月の裏側というのは誰も見たことがなかったので、実は月の裏側には別の生物がいるんじゃないかと本当に言われていた時代がありました。

東野:
秘密の都市があったりだとか。

野口:
そうそう。月って必ず同じ面を向けて地球の周りを回っているから未知の世界で。観光旅行でそこが見れるようになるのはすごいことです。

東野:
10年後、20年後には、どんどん人類は宇宙に出て行く時代になっていくってことですか。

野口:
なっていくってことでしょうね。まさにそれを感じられたすごいニュースですね。「行けるんだったら私はこういうものを作ってみたい、やってみたい」っていうのが今後どんどん出てくるきっかけになるんじゃないでしょうか。

古市:
宇宙ステーションでは消灯時間とかあるんですか。

野口:
あります。1日の時間はグリニッジ標準時(ロンドンの時間、日本との時差は+9時間)を基準にしています。宇宙ステーションではロンドン時間で朝6時になったら起きて大体夜11時には消灯します。

松本:
寝れるもんなんですか?無重力だからまぶたが閉じないとか。

野口:
いや、大丈夫ですね。眠くなるとやはり自然と目を閉じるんです。

宮崎:
人間関係ってどうなんでしょうか?

野口:
いい質問ですね。僕たちは6名で半年間行ってたんですけど、本当に仲良くするのが大事です。そういう人たちを選ぶっていうのもありますし、打ち上げる前に2年くらい訓練をするので、その間にお互いの長所短所を知ったり、怒るポイントを知ったり、何かが起こっても「こうすれば仲直りできる」という解決法を学んでいく時間っていうのが重要です。

松本:
宇宙から帰ってくると価値観みたいなものって変わるんですか?

野口:
僕たちは船外活動で外に出ると、目の前には地球しかありません。その丸い地球、圧倒的な大きさの地球君と僕が対面して・・・

松本:
地球くんは男の子なんですか?

野口:
そう、男の子(笑)・・・父なる地球・・・

東野:
母なる地球とも言いますけどね(笑)

野口:
今日のところは男の子で(笑)
そういう感覚で地球を見れるというのはすごい体験ですね。ただ月に行く人たちは、月に近づくにつれ今度は地球が小さくなっていくという体験をされてるので、そこはまた違うものがあると思います。月の反対側に行くと地球を見失ってしまう、地球を見失ってグルッて戻ってくるとまた地球が上がってくる、それってすごい体験だなって思います。

東野:
船外活動するわけじゃないですか、ドアは何個あるんですか?

野口:
ドアは2つしかないです。中のドアと外のドア。中のドアを閉めて、空気を抜いてから外のドアを開ける。

東野:
で、出て行く?

野口:
出て行く。

東野:
それ一番最初出て行ったときはどんな気持ちなんですか?だって上も下も右も左もないわけですよね。

松本:
ドア2枚ってファミレスみたいなもんですもんね

野口:
そうですね。いきなり400km下まで何もない状態で、

出演者:
はああああ・・・・

古市:
昔の宇宙飛行士って神秘体験残してる人っているじゃないですか。超常現象みたいな。野口さんもそういう体験はありますか?

野口:
超常現象みたいのだとないですね。ただ今の話でいうと、外側のドアを開けた瞬間に、自分の中で死の世界に入って行く実感っていうのはすごいあります。

松本:
その・・・覚悟が・・・ある・・・?

野口:
おっしゃる通りですね。覚悟はありますし、真空ですごく温度が低いところなので、例えばグローブとかでも固くて動かなくなってくるわけですよ。

東野:
温度ってどれくらいなんですか?

野口:
マイナス150度くらいです。そうすると、冷たいって頭でわかってても、自分の宇宙服が固くなって行く感覚とかで「これ明らかに自分が生きている世界と違うとこに入って行ってるな」という感覚がすごいあります。

東野:
音ってあるんですか?

野口:
音は基本的にはないです。ただ、持ってる物の感覚とそこから伝わってくる感覚というのはあるので、例えば手袋をクシャッって握るとそのクシャッ感は分かります。ただ他は全く音がありません。

松本:
こんな話、キャバクラでしたらめっちゃモテますよね?

野口:
いやいや(笑)

東野:
しないですよ(笑) してほしくないし(笑)

ウェンツ:
また行きたいですか?

野口:
行きたいですね。来年の冬から3回目行きます。

ウェンツ:
飽きとか全くないですか?

野口:
ないですね、景色が毎日違うんですよ、宇宙ステーションから毎日地球を見ているので。そういう意味で毎日景色が変わって行くというか、1日として同じ姿がないっていうのは断言できますね。

宮崎:
時間に対する概念っていうのは変わるものですか?

野口:
地球の時間と同じように規則正しく生活していますので、そういう意味では時間の感覚というのはあまり変わらないですね。

前園:
我々が宇宙に行くとして、どれくらいの時間がかかりますか?

野口:
今回前澤さんがパートナーに選んだスペースX社というのは、同じロケットで火星にも行けるし、地球上で東京からニューヨークまで40分で行けるようにも使いたいと言っています。なので東京からちょっと宇宙空間に出て、またすぐ降りてくるという使い方を同じロケットでしたいと。

東野:
ニューヨークに帰ってくることも、フランスの空港に帰ってくることも・・・

野口:
はい、それと同様に月に行くことも同じロケットでしたいというのがイーロン・マスクさんのプランなんですね。

松本:
危険度はどんなもんなんですかね?

野口:
危険度はあると思います。前澤さんたちは勇敢だと思いますよ。まだ存在しないロケットですし、まだ誰もテストしてないわけですからね。我々も来年行くときに新型ロケットに乗る可能性があるので、そういう意味では我々も覚悟をしています。設計通りに行くかどうかっていうのは飛ばしてみないと分からないわけですよね。前澤さんたちも華やかに見えますけど、そういう覚悟を持って月に行くわけです。

東野:
家族の反対はないですか、3度目は?

野口:
そうですね。多分まぁ僕の家族は海外出張に行くくらいの感覚で見てると思うので

東野:
いってらっしゃーいって(笑)

高校生:
地球から宇宙まで出るのって何分かかるんですか?

野口:
ロケット打ち上げてから無重力になるまではたった8分なんですよ。

東野:
すごい重力がかかるんですよね

野口:
はい。だいたい体重の4倍くらいですね。

ウェンツ:
さっきから松本さんの後頭部が月みたいに見えてるんですけど、月ってこんな感じですか?

松本:
お前そんな質問すんなや。だったら俺もっと聞きたいことあるわ。窓に宇宙人きてドンドンドンドン!って叩いてきたらどうします?ドンドンドンドンドン!

野口:
もし、本当に宇宙人きたらまずさっさと写真撮ってツイートしますよね

出演者全員:
大爆笑

野口:
もう危険とかそういうの関係なく(笑)

東野:
宇宙人っていると思ってますか?(笑)

野口:
この広い宇宙の中で、どこかに地球と同じような文明を持った星は必ずあると思います。ただ、僕たちがそういう星に巡り合えるかって考えると怪しいなって思いますね。銀河系全体から見ると太陽系って僻地というか端っこの方にあるので。

東野:
UFOっていうのは宇宙飛行士から見て信憑性があるんですか?

野口:
子供の頃はよくそういう番組ありましたね。でも今これだけみんなカメラとかスマホとかtwitterとかやってる割に、UFOネタって減ってると思いません?あまり僕はメディアタワーの屋上にUFOがいたとかそういうのは全然信じない派なんですけど、でもこの宇宙のどこかにそういう飛行物体があるというのは信じてますね

ウェンツ:
僕松本さんの後頭部が

松本:
まだ言うんかい

ウェンツ:
いや月がこんな感じかだけ教えてください

野口:
月はでも地上から見ると儚いとかおぼろげな感じありません?

東野:
ありますあります。太陽と月の対比とか。

野口:
そう、太陽ってすごい明るいし。月って日によっては出てこなかったりポワンってしてたりするじゃないですか。でも宇宙ステーションからだと空気の層がないのですごいクッキリ見えるんですよ。他の星に比べて月ってメチャクチャ明るいしハッキリ見えるので、僕の印象は月って男性的なんですよね。ちゃんと毎日予想通りのところから昇ってきて、クレーターの非常に荒々しい姿とかよく見えるので、そういう月に近づいて行く前澤さんたちは羨ましいと思います。

久代アナ:
宇宙ってwifi通ってるんですか?

野口:
いい質問ですね。ちょっと前まではなかったんですよ。僕が最初に行った頃はなかったわけ。それがもう今はできるんですね。

松本:
え、じゃあもう本当に宇宙人なうできるじゃないですか。

野口:
はい、もう即送ります(笑)

宮本:
今までの宇宙というのは、訓練を積んで、選ばれし者だけが行ける世界だったと思うんですが、それがお金がたくさんあれば実現できるようになる時代が開きつつあるということについてはどう思いますか?

野口:
それはまさに僕たち宇宙飛行士が目指してきた世界です。プロの宇宙飛行士として、遠くの星に多くの人たちを届けられるようにすることが目標でもあるので、今回のニュースはそれをグッと近づけてくれたなと。お金持ちもそうですけど、アーティストの方とか、ダンサーとか、歌手とか、バラエティ枠も作って欲しいと思ってますけど。そういう人が一芸を持って宇宙に行けるようになった時代というのは本当に素晴らしいニュースだと思いますね。

野口聡一さんに対するtwitterの反応

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