AWSを使う上で最も気になることの1つが利用コストですよね。特に無料枠のみでやりくりしたいと考えている場合、「今月分の無料枠の使用状況を確認する方法」と「無料期間の残りの月数を確認する方法」は絶対に押さえておきたいポイントです。
ということでこの2つの確認方法をメモがてら残しておきます。
今月分の無料枠の使用状況を確認する方法
公式からの抜粋ですが、マネジメントコンソールの請求ダッシュボードを見れば無料利用枠のうち最も多く使った5つのサービスの利用状況を確認することができます。
まずはマネージメントコンソールからアカウント情報を開きます。
ダッシュボードを開きます。
少し下にスクロールすると表示される「使用状況別の上位無料利用枠サービス」の「すべて表示」を開けば、[使用状況別の上位無料利用枠サービス]の表が表示されます。
利用状況が無料枠内に収まっている場合、ステータスは緑のチェックアイコンで表示されます。赤いアイコンになってると無料枠を超えていますので、出費を覚悟しましょう。
なお、表が表示されない場合は以下のいずれかに該当している可能性があります。例えばs3は無料枠内の利用でも、EC2が無料枠以上に利用している場合、EC2だけでなくs3含めて全ての表が表示されなくなります。(多分)
- そもそも無料枠の対象外のサービスである
- 無料利用枠の有効期限が切れている(アカウント開設後1年経ってるなど)
- EC2、s3、RDS、CloudFront、Cognito、ElastiCacheのいずれかが無料枠の制限を超えて利用している
- CloudFrontのアウトバウンド転送など、無料利用枠のデータ転送制限を超えている
無料期間の残りの月数を確認する方法
EC2など一部のサービスの無料期間は、アカウント開設から1年以内のみ有効となっています。数ヶ月運用してるうちに「あれ?無料枠ってあと何ヶ月使えるんだっけ?」って気になることありますよね。
あいにく残日数を明確に確認する手段はAWSサポートに問い合わせるしかなさそうなんですが、ざっくりとした残月数の確認であれば請求ダッシュボードから初回の請求月を確認すれば良さそうです。
マネージメントコンソールからアカウント情報を開きます。
「請求書」を開き「日付」のプルダウンメニューを開きます。
例えば初回の請求月が2017年12月なのであれば、アカウントを開設した日も2017年12月ということになるので、少なくとも2018年11月まではAWS無料枠の有効期間内だということがわかります。
あとは期日が来る前までにAWSアカウントを作り直して引っ越せば、新アカウントのほうでAWS無料枠をまた0からリスタートできます。アカウントの再作成手順は AWSアカウントの作成方法と無料で使い続けるたった1つの方法 の記事でまとめていますのでご参考ください。
まとめ
無料枠の利用状況も残りの期間もマネジメントコンソールの請求ダッシュボードから確認することが可能です。うっかりした予期せぬコストの発生を避けるためにも、確認方法の把握とともにビリング通知も設定しておくとより良いですね。使えるものは使って賢くAWSを利用しましょう。
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